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日々の研究生活のメモ書きなど
■ はじめに

国際会議に参加するためにインドへ飛行機で入国した
DelhiからPuneへのインドの国内線でロストバゲージに遭遇

これは、簡単にロストバゲージに遭遇したときにやるべきこと、どういう風に対応したかなどの時系列メモなどをまとめた記事です
同じような境遇の人に読んでもらえればさいわいです
(このブログのすごいところは有意義な情報がないにも関わらず、こんなに長い記事を書けることだと思う)




■ ロストバゲージとは?

飛行機のチェックインカウンターで預けたスーツケースが到着先で受け取れないこと
原因はさまざま
 航空会社が荷物を積み忘れた
 間違ったところに荷物を送った
 誰かが間違って荷物を持っていた
 航空会社内部の人間がパクった
などなど

- 参考
http://wien-jp.com/wien-jp/koffer.php




■ ロストバゲージに遭遇したらやるべきこと

arrival gate付近の係員に荷物がないことを伝え、PIR(Property Irregularity Report)という荷物が届かなかったという書類を発行してもらう
保険などに入っている場合、帰国後この書類の提出が必要

荷物がもし見つかったときに、届けてもらうホテルの住所、電話番号などを教える
帰国までに見つからなかったときに必要な日本の住所や連絡先も伝える
このあとごねるのに必要になるであろう航空会社の電話番号を聞いておく
宿泊先のホテルの受付から催促の電話してもらうのが良い

このときおそらくスーツケースの特徴(色/メーカー)や中身も聞かれるはず



もし旅行などではない場合は、現地に詳しい人になんとかしてもらいましょう。
例えば大学で行われる会議などに参加する場合は秘書さんとか、そういう事態を何度も経験して解決してきているので要領がいいはず





■ 解決に向けて最も大事なこと

最も大事なポイントは、ごねることです。
海外旅行では日本の常識が通用しません、自分から動かないと何もしてくれません
ごねましょう

どのくらい強くごねるかと言うと、
1週間働いて疲れきった花の金曜日に、同僚と飲みに行った飲み屋の最初のビールが温かったときくらい



■ ロストバゲージ対策は?


誰にでも絶対に起こりえる事態なので、対策は何もできない
ロストバゲージに遭遇すると航空会社からスーツケースを探すために、スーツケースの特徴(メーカー/色など)や中に何が入っていたかなどを聞かれる
これを事前にメモなどしておくと話が早いだろう

自分の場合はスーツケースのメーカーなども何も覚えていなかったので、色と中に何が入っているかしか伝えられなかった

また航空券とクレームタグ(スーツケースに付けたタグの控え)は必ず失くさないようにすること
航空会社に「これは預かる」と言われても渡さずにコピーを取ってもらって、原本は手元に置いておくことが大事


ここから下は、今回の事件でやたらイライラしていたので
その怒りのはけ口として作っていた時系列メモです
はい、そこ「チラ裏でやれ」と言わない!(右下の続きを読むからどうぞ)

















■ 1日目

・インドにはDELHIから入国
・入国審査
・スーツケースを受け取る
・国内線にチェックイン、これが我がスーツケースとの最後の対面となる
・手荷物検査など
・1度目の飛行機出発延期
・搭乗口付近で待っていると、さらにもう一度出発延期
・Puneまでフライト
・Puneにてスーツケースが出てこない
・ロストバゲージ
・近くにいた係の人になんとかしてもらおうとするが、なんともならない(まるでカカシですな)

(あとでわかったことだが、このときにもっとごねるべきだった
このときに、荷物を紛失した証明書(Property Irregularity Report, PIR)というものを発行してもらう必要がある
これさえあればとりあえず大丈夫
あとはなんとか探せ、見つけろ、とごねる
日本人ならごねなくてもおそらく全力を出してくれるが、インド人にはごねないとだめ。まじで動いてくれないので注意。
飲み屋に入って最初に出てきたビールがぬるいときの10倍くらいの怒りを持ってごねるべし)

・係の人に名前など必要な情報を伝える
・明日の夜までに向こうからホテルに状況報告のための電話してくれるらしい
・とりあえずホテルへ撤退
・ホテルに航空会社へ電話がある
・何を言っているのかガチでわからない、主にヒンドゥー語でなまっているせい
・30分ほど電話でやりとり
・日本の住所と電話番号を教える
・レポートをここに送るらしい

(あとあと気づいたけど、これがPIRというレポートなのか?
できるならここできちんと、現地で受け取る旨を伝えるべきだったが、このときの自分は何のレポートのことなのか理解できていなかった
というかまじでこの人の英語は何言ってるかわからんかった)




■ 2日目

・早朝から日本にいる知り合いにメールで連絡して、ロストバゲージでの保険適用範囲などを確認をしてもらう
・結論として10万程度までなら、出してもらえるらしい
・日用品、服など、今回はスーツケースも買っていいことになった(乗り換えが何度もあるので布の鞄では耐えられないという理由で)
・午前中は会議に出席できずに、買い物に行く
・ホテルの受付で紹介してもらった店を探すのに1時間半ほど歩いた
・汗がだらだらと垂れた、手荷物にタオルが1枚だけあって助かった
・店の場所がわからず「この店はどこ?」と警備員のおっちゃんに聞いたら、目の前の店を指差された、何度もその店の前を通っていたのに
・服を買う、日本人向けのサイズではないためなかなか大変
・裾上げの待ち時間にスーツケースも新調する
・たまたま飛び込んだ店だったが、対応もすばらしく、きちんとしていた、運がいい
・服などをホテルに持ち帰って午後から会議に参加
・ホテルに帰ってきた後、タオルを買いに行く
・インドの店の営業時間はだいたい11時〜21時とか
・Towelの発音が難しすぎて伝わらない




■ 3日目

・5時くらいに起きた、日本では考えられない、慣れない土地だからか
・ホテルの受付で現在のtroubleについて状況説明
・このときに自分の陥った状況を書いた紙を渡した、good jobポイントに10点加点

(書いたことは名前、どの便でロストバッゲージしたか、便についての情報、何をして欲しいかを英語で書いた
ホテルの受付の人はほぼ日替わりで代わって行くので、毎回説明するのが大変
しかし受付には責任者向けのLOGノート(こやつらは研究者か!)があって、そこに渡した紙を貼付けておいてくれたらしくて、説明しなくても私がロストバッゲージしているということが皆理解してくれていた)

・今電話しても航空会社はやっていないと言われる
・あとで電話しておいてくれるよう依頼、目的は証明書を私が帰るまでにPuneで受け取ること
・丸1日会議に出席
・ホテルの受付で朝依頼した電話の結果を確認
・結果として、電話番号が間違っていたらしくて、繋がらなかったと言われる

(「おいフロント、なんとかしろよ!! 荷物取り返すってレベルじゃねーぞ!!」
と言わざるを得ない・・・・)

・とりあえずごねる
・そしたらホテルの受付がインドの電話番号案内に電話してくれて、航空会社の電話番号を調べてくれた
・確かこの時間は19時半くらいで、「Now busy」とか言われて、20時にかけ直すよう言われた

(ちなみに電話はすべてホテルの受付を通してかけてもらっている
もし自分の部屋から電話したら、追加料金がいると言われたので)

・20時にかけ直したら、まさかの繋がらない

「おい航空会社、なんとかしろよ!! 飛行機飛ばすってレベルじゃねーぞ!!」

・どうしようもないので寝る







■ 4日目

・あまりのイライラと不安で全然眠れない
・現地時間で3時半に目覚める
・インターネットの通信速度が遅すぎて、まったく何もできない(最大で64KB/s)
・4時頃にホテルの受付に状況説明ともう一度航空会社に連絡を取ってもらうようお願いする
・電話は運良く繋がったが、「わからないので8AMに電話しなおして」と言われる
・不安はつのるので、日本の知り合いに今回使った航空会社の日本代理店に電話してもらうようお願いする

(ネット情報では、日本代理店からインドの航空会社に電話してもなんともならないことが多いらしい、理由は電話が繋がらないから、インド人どんだけ電話するんだよ!)

・知り合いから電話の結果を教えてもらった
・ここで初めてPIRという書類の存在を知る、要するにスーツケースがなくなったことを証明する書類

(ちなみにこういう情報は保険の冊子には書いていなかった、自分の調査不足だけど、できれば書いておいてほしかった)

・8時になったので、もう一度ホテルの受付から電話してもらう
・1分ほどの電話で終了
・この人の英語はこれまたわかりにくい、No problemと言いながら首を振るなど理解させる気があるのかと疑いたくなる
・結局航空会社から言われたのが「PIRという書類については把握している。11AMにもう一度連絡してください」
・午前中の会議には出れない
・(あれ、これブログに記事になるんじゃね?)ということでこの記事を書き始める
・2時間半ほど暇。暇すぎるが、ネットワークが遅すぎて何もできない
・ロストバゲージをした航空会社の日本の代理店から連絡があった、きちんとロストバゲージは報告されているがPIR documentを受け取っていなかったらしい
・しかもそのPIR documentには間違いが含まれている
・とりあえずなんとかなる目処が立ったので、会議へ参加することに
・会議場について、現地の大学の秘書さんに現状を説明したところ航空会社へ電話してくれた
・candidate 荷物が見つかったというこの旅初めての良いnews
・今日の夕方のflightか明日の朝のflightでこっちに到着し、ホテルまで持ってきてくれるらしい
・PIR documentに間違いが含まれていることを説明すると、明日早めに空港に行って直接言うべきだと言われた
・Banquetが終わり、ホテルに帰ると無事自分のスーツケースが届いていた
・快眠









■ 5日目

・朝早くにチェックアウトし、会議に参加せずに空港へ行く
空港に到着し、予約のカウンターで文句を言うもなんともならない
・cargoカウンターに行くもなんともならない、もう一度予約のカウンターで文句を言ってねと言われる
・「Can you talk now?」と聞くと、Not now. She can talk的なことを言われいきなりキレられる、そんなキレてたらいつか血管切れて死んじゃうよ?
・予約のカウンターで現状を説明すると、Now busyといういつもの台詞をいただく
・11:10くらいから椅子に座って待つ
・1時間ほどしたら、訳知り顔のお姉さんがやってきて、「これが欲しいのね?」と訪ねてくる
・しかし名前が間違っていると伝えると、「手書きで修正して判子を押すわ、それでいい?」と聞いてくる
・アナログの利点を最大限に活かした解決方法で驚いた、下っ端ならここからさらに1時間は待たされるはず
・判子を押しにいったきりおねえさんが帰ってこないまま30分経過
・待ちきれずにもう一度彼女と話したいと伝えたら内線で呼んでくれた
・20分ほどして、修正後のPIR documentを持った先ほどのお姉さんが現れる
・ついぞ書類をゲットできた
・移動に1日かけてインドまでやってきて、この書類をゲットすることに5日間尽力しただけの出張でした

(実はちゃっかり2日目の会議は全部参加して、lightening talk(90秒)とポスターセ発表を行った 業績ポイント +10)

・このあたりで時間は12時50分くらい
・会議に参加中の同行者に、「全部無事に終わったので、空港でみんなの到着を待ってます」と電話させてもらう

(まさかの公衆電話がなかったので、先ほどのカウンターで聞いてみたら電話させてもらえた。しかし秘書さんの名前がわからずに4人ほどたらい回しにされる・・・
たまたま近くに日本人がいたので、日本語で伝えた
朝から5時間ほどEnglishだけで頑張っていたので色々と感極まってしまった・・・)

・こんな感じで一応解決



■ 最後に

自分の場合は荷物が戻ってきて、PIRを発行してもらうまでロストバゲージ発生から5日もかかったが、
おそらく初動さえしっかりしておけばこんなに時間はかからなかっただろう

発生した直後にきちんとPIRさえ発行してもらいさえすれば
もし現地を去ったあとに見つかったら自宅まで届けてもらえもするだろう
あとはただ待つだけで良い(もちろん1日に数回はごねる電話が必要だと思うけど)

もしまたロストバゲージに遭遇した際は、今回のことを踏まえてきちんと対応できる・・・・のかなぁー・・・


ここまでごねまくってたけど、一番めんどくさそうなのは
日本に帰ってから航空会社にさらにごねないといけないであろうことですわ・・・・































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# 最終更新 2020/03/15
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