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物理学者(ポスドク)による日々の研究生活のメモ書きです ( python/emacs/html/Japascript/シェルスクリプト/TeX/Mac/C言語/Linux/git/tmux/R/ポケモンGO)
参加者 1名
本読んでるメモです




pythonの特徴
・読みやすい
 コードが英語のようにスラスラと読めるようになってる

・シンプル
 他の言語だとある処理をするための方法が複数あるが、pythonではできるだけ一貫性のある方法で処理を行うようになってる

・高レベル言語
 メモリの取得・開放が自動化されている

・標準ライブラリやドキュメントが豊富

・マルチプラットフォーム
 windows, linux, macなど

・拡張と組み込み
 組み込みとは、起動したら標準的に使える機能のこと
 pythonから呼び出せる形式のライブラリは拡張モジュールと呼ぶ
 拡張モジュールを使っていろいろなライブラリやアプリケーションを組み合わせて使うことが得意な言語をGlue言語と呼ぶ


pythonに出てくる名前はイギリスの「Monty Python's Flying Circus」という番組から取られて付けられていることが多い
例えば、spam, ham, eggとか
ただ最近ではその習慣も少し薄れてきてる


■ pythonの処理系

・Python
 オリジナルのC言語で実装されたpython
・PyPy
・Jython
 Javaで実装されたpython
・IronPython
・Stackless Python
 CPythonから派生したもの
 高速な並列計算が出来る
・Cython
 Pythonの拡張モジュールを開発するための専用言語
 文法はpythonと似ていて、拡張モジュールのソースコードをC/C++言語で生成する







■ スクリプトファイルの実行
$ python hoge.py
■ スクリプトファイルの中身
#!/usr/bin/env python の行はShebang(シバン)行と呼ばれる
#!/opt/local/bin/python と直接指定してもOK
#!/usr/bin/env python
print('hello world')
シェルスクリプトと同じように
$ chmod +x hoge.py
で実行権限を与えることで
$ hoge.py
で実行することもできる


■ 文字コード
#!/usr/bin/env python
# -*- coding: utf-8 -*-
print('hello world')
と書いておく
codingのcは小文字にする

# coding=utf-8
と=にしてもOK



# がコメントアウト
複数行のコメントアウトは
#!/usr/bin/env python
# -*- coding: utf-8 -*-

'''







'''

"""







"""のように'か"を3つ重ねればOK


■ インデントによるブロック
ご存知のようにpythonやHaskellではインデントによって、ブロックを表す

読んでる本にはインデントはタブではなくて、スペース4個で表わすのがpython標準と書いてある


■ データ型
100 # 整数
100.0 # 浮動小数点

0b100 # 2進法で4
0o100 # 8進法で64
0x100 #16進法で256

論理値型
100 > 99 # これはTrue
100 < 99 # これはFalse

文字列オブジェクトは1度作成したら後から変更できない
'か"で囲む
'spam'
"ham"


■ 演算子
標準的な演算子が使える
x + y
x - y
x * y
x / y    # xとyの除算
x // y    # xとyの整数除算 => なんだこれ?
x % y    # x/yをしたときの余り
-x      # xの符号を反転したもの
+x      # xの符号をそのままにしたもの
x ** y    # xのy乗



python2とpython3で大きく違うのが除算のやり方
整数/整数のときに、整数で返すのがpython2
>>> 10/3
3
だけど
整数/整数のときに、python3では小数で返す
>>> 10/3
3.33333333

整数除算は、整数同士の除算をそのままして、整数で結果を返す
python2では
>>> 10//3
3
python3では
>>> 10//3
3


■ 比較演算子
x < y
x > y
x <= y
x >= y
x == y
x != y
x is y     # これと==は厳密には違うらしい
x is not y
x in y
x not in y

pythonでは
if (0 < spam) and (spam < 100):

if 0 < spam < 100
と書ける(便利)






■ 辞書オブジェクト
{キー:値, キー:値}
という書き方
>>> dic={1:'one', 2:'two'}
>>> dic[0]
Traceback (most recent call last):
File "", line 1, in
KeyError: 0
>>> dic[1]
'one'
>>> dic[2]
'two'
キーにないものを入れるとエラーが出る
おそらくキーは数字じゃないとダメ?
辞書型のキーは数字じゃなくてもOK


辞書の値は変更できる
>>> dic[2]='ni'
>>> dic[2]
'ni'

delを使えば、辞書のキーは削除できる
>>> del dic[2]
>>> dic[2]
Traceback (most recent call last):
File "", line 1, in
KeyError: 2


■ リストオブジェクト
[要素1, 要素2, ・・・]
という書き方
>>> List1=[1, 2, 3]
>>> List2=[]
>>> List3=[1, "two", "san", [4, 5, 6]]
>>> List1
[1, 2, 3]
>>> List2
[]
>>> List3
[1, 'two', 'san', [4, 5, 6]]

■ タプルオブジェクト
(要素1, 要素2, ・・・)
という書き方
この括弧()は可読性を上げるために付けているだけで、必須ではないらしい

ただし、空タプルは
()
としないとダメ
>>> Tuple1=()
>>> Tuple2=(1, 2, 3)
>>> Tuple3=(1, "ni", [3,4])
今のところ、リストとタプルの違いがわからん・・・
Haskellだと、リストは1つのデータ型の要素しか持てないけどタプルだといろんなデータ型の要素を持てるって違いがあった気がするけど
pythonはリストもタプルもいろんなデータ型のをごっちゃに持てるっぽいなぁ



■ シーケンスのアクセス
文字列、リスト、タプルなどの配列はシーケンスと呼ばれる
これらの種類のオブジェクトは要素にアクセスする方法は同じ
[]の中に整数を入れて指定する
>>> seek="python_is_GOD"
>>> seek[1]
'y'
>>> seek[0]
'p'
>>> seek="python_is_GOD"
>>> seek[0]
'p'
>>> seek[1]
'y'
>>> seek[100]
Traceback (most recent call last):
File "", line 1, in
IndexError: string index out of range
>>> seek[-1]
'D'
>>> seek[-100]
Traceback (most recent call last):
File "", line 1, in
IndexError: string index out of range
>>> seek[-10]
'h'
インデックスは0から始まる
リストのサイズを超えてアクセスするとエラーが出る

負のインデックスを指定すると、例えば-1の場合はリストの後ろから1番目とかになる
同じくリストのサイズを超えて負の数字を書くとエラーが出る



セミコロン : を使うと、範囲指定ができる
[0:6]で0から6番目までを指定できる
[7:]で7番目から終わりまで
[7:1]と順番を変にすると空の文字列が返ってくる
>>> seek="python_is_GOD"
>>> seek[0:6]
'python'
>>> seek[7:]
'is_GOD'
>>> seek[7:1]
''
リストの要素を変更するには
>>> L=[1,2,3,4,5]
>>> L[0]="123"
>>> L
['123', 2, 3, 4, 5]






■ if, elif, else文
インデントをここでは打てないので、全角スペースで代用してます
(コピペしても動かないよ)
$ cat hoge.py
#!/usr/bin/env python
# -*- coding: utf-8 -*-

age = 18
sex = "female"
boy = girl = other = 0

if age < 20:
 if sex == "male":
  boy += 1
 elif sex == "female":
  girl += 1
 else:
  other += 1

print(boy, girl, other)


$ hoge.py
(0, 1, 0)






■ ループ
while 条件式 :

for 変数名 in 式 :
という2つの書き方がある。
シェルスクリプトに似てるから覚えやすい、最後のセミコロンを忘れる気がする
#!/usr/bin/env python
# -*- coding: utf-8 -*-

list1="python_is_GOD"
stop=len(list1)
i=0
while i < stop:
 print(list1[i])
 i += 1

for j in list1:
 print(j)
リスト、タプル、辞書などはイテラブルなオブジェクトと呼ばれる
イテレーターってのもあるらしい
これによって、1つ前のコードのようなfor文が書ける







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# 最終更新 2022/10/25
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