シェルスクリプトは、慣例からかbashで書かれることが多いようです
自分は普段tcshで研究を端末を操作しているので、
実は以前書いた記事の「配列を使う」で書いたコマンドをそのまま打ってもそのままではうまく動きません
(シェルスクリプトとして書くとbashなのできちんと動作します)


今回はtcshで、環境変数を定義し、for文っぽいのを使ってみます

まずはbashで使うfor文について

for VAR in 1 2 3 4 5　　#bashです
do
　　echo $VAR
done

これを実行すると

1
2
3
4
5

と表示されるはずです
VARは自分で宣言した変数で、inのあとの数字(文字)が順々にVARに代入されていきます


これのtcsh版であるforeachの使い方

foreach VAR (1 2 3 4 5)
　　echo $VAR
end

これの実行結果は下のようになるはずです

a
b
c
d
e

これをちょっと応用してみると・・・

set MYLIST=`ls *.dat`
foreach VAR ($MYLIST)
　　plot $MYLIST
end

set は環境変数を自分で定義する際に使います
ここではMYLISTという環境変数に ls *.dat の結果を代入しています
` ` で括ると、コマンドの結果をそのまま代入できます

plot は自分で作ったシェルスクリプトで、gnuplotを通してグラフを書いてくれます
ここではカレントディレクトリのdatファイルを全て書いてくれるはずです


結局、配列はあんまり使わないですね・・・